「貧困ジャーナリズム大賞2012」応募作品募集

「貧困ジャーナリズム大賞」は、
貧困問題をテーマにした報道活動に対して贈ら
れる賞です。
 貧困問題に対するメディアの関心や理解は日本ではまだ高いとはいえません。と
もすれば一面的、感情的、あるいは官庁発表垂れ流しの報道が繰り返され、貧困の
実態に関する国民の無関心や無理解、誤解・偏見等を招いてきました。他方でイギ
リスをはじめとする欧州の国々では、貧困をめぐる報道は日常的に多様な形で行わ
れています。

 そこで貧困問題への理解と使命感を持ち、あまり知られていなかった貧困分野の
独自報道や継続的な報道など、顕著な報道活動を行った個々のジャーナリストを対
象とした「貧困ジャーナリズム大賞」を設けました。その活動を励まし、社会にア
ピールする機会にしていきたいという意図です。

 フリーの人でも、組織に属している人でも、実際に取材して発信する活動を行う
「個々のジャーナリスト」を対象とした、ささやかな賞です。「中央」のメディア
で報道されない「地方」の報道、新聞・テレビなどの「既存」ジャーナリズムだけ
でなくネットなどを舞台した「市民」ジャーナリズムも対象にしています。

 報道の成果である「記事」や「映像作品」などに一般の人たちが触れ、貧困報道
への関心を高める機会にすることもこの賞の目的です。応募いただいた中から候補
作品を絞り、2012年8月9日(木)に受賞者を発表させていただく予定です。

 自薦・他薦を問いません。貧困報道に携わるジャーナリストたちを顕彰する「貧
困ジャーナリズム大賞」にふるってご応募ください。HPから応募用紙をダウンロ
ードして記入して作品とともに郵送してください。応募いただいた作品は反貧困ネ
ットが主催するイベントで展示したり上映したりすることがあります。また原則と
して返却いたしませんが、ご了承ください。

■概要
「貧困」に関する報道の分野でめざましい活躍をみせ、世間の理解を促すことに貢
献したジャーナリストたちを顕彰します。日本社会が抱える貧困問題に関して、隠
されていた真実を白日の下にさらしたスクープ報道、綿密な取材で社会構造の欠陥
や政策の不備を訴えた調査報道、地道な努力で問題を訴え続けた継続報道などが対
象です。貧困問題にたずさわる活動家や過去の受賞者などのジャーナリスト、研究
者などによる選考委員会が選考します。

■賞の内容
「貧困ジャーナリズム大賞」(1、2点) 賞品:賞状、反貧困グッズ
「貧困ジャーナリズム賞」(数点) 賞品:賞状、反貧困グッズ
「貧困ジャーナリズム特別賞」(1、2点) 賞品:賞状、反貧困グッズ

■応募対象期間
2011年2月から2012年7月15日までの報道活動

■応募
申し込み用紙のファイルをダウンロードして記入し、それに作品(新聞記事や雑誌
記事、映像作品はDVDなど)のコピーを3部(3枚)ずつ、添付して反貧困ネットワ
ーク事務局までお送りください。

■応募用紙のダウンロード
http://antipoverty-network.org/award/oubo/

■しめきり
2012年7月15日(日)必着。
反貧困ネットワーク事務局までご応募ください。

■発表
入賞された方にのみご連絡を差し上げます。

■表彰式
【日時】2012年8月9日(木)
【場所】東京都千代田区神田神保町2-3-1
       岩波書店アネックス館3階セミナールーム

受賞者を中心とした貧困ジャーナリズム公開シンポジウムを同時に行います(イン
ターネット中継も行う予定です)。

■応募先・問い合わせ
反貧困ネットワーク( 代表:宇都宮健児/事務局長:湯浅誠)
〒162-0814 東京都新宿区新小川町7-7 NKBアゼリアビル202
Tel:03-6431-0390 Fax:03-5579-8540
E-mail:office(at)antipoverty-network.org  (at)を@に置き換えて下さい。

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