みらいの森の子どもたちに一生の思い出に残るラフティングの体験を!
2015.05.26 皆さんは、子どものころキャンプに行ったことはありますか? 川や森で一日中遊んだあと、たき火をおこして料理をして、虫の声を聞きながら、少しドキドキしながら眠りにつく……。雄大な自然に包まれて過ごした日々は、大人になっても忘れられない思い出、人生を変えるような体験だったと思います。 私たちNPOみらいの森は、さまざまな事情から家族と離れて児童養護施設で暮らす子どもたちに向け、そんなアウ トドアプログラムを提供しています。これまで延べ408名の子どもたちと共に活動を行ってきました。スタッフは全員バイリンガルかネイティブのイングリッ シュスピーカー。「アウトドア」「英語」「継続的な関わり」の3つをキーワードに構成されるプログラムは、参加する子どもたちにポジティブな変化を生み出 し、無限の可能性を引き出し、将来の道を切り拓くきっかけとなります。 毎回約25名の子どもちが参加するキャンププログラムは、4泊5日をチームで過ごし、さまざまなチャレンジを乗 り越えて、達成感とともに、仲間やスタッフとの強い絆を育みます。この「絆」は、将来子どもたちが大きな壁にぶつかる度に立ち向かう勇気、心の拠り所にな るのです。 今回は、プログラムのラストを飾る「ラフティング体験」への支援を皆様にお願いするものです。ラフティングは2012年に1度だけ実施し、子どもたちの成長に対する高い効果を実感ましたが、資金的な厳しさから以降実施できていません。 不 安と興奮が入り交じった複雑な気持ちでスタートし、音を立てて流れる5kmの急流を2時間かけてゴールを目指します。チームメイトと協力してパドルを漕 ぎ、急流にバランスをとりながらスピードや方向を調整するといった一連のアクションを通して、チームワークに欠かせない思いやりとコミュニケーション能 力、そしてゴールに辿り着いたときには強い絆と達成感が得られるのです。 現在日本では、約600カ所の児童養護施設に約3万人の子どもたちが暮らしています。彼らはさまざまな課題を抱えなが ら、十分なサポートのないまま18歳で施設を出て自立をして生きていかなければなりません。そんな彼らの「生きる力」を育み、支えたい。それが私たちの願 いです。 【プロジェクト詳細】 ・キャンプ期間:2015/7/27-7/31・